僕とはぐら

一体なんのことやら。
お金にならないことには目端が利くねといわれたkuippaです。こんばんわ。
たしかにね、で、さっき、せんべいをボリボリ食いながら、なんで金にもならないような無駄っぽいことのほうが好きなんだろうかと少し考えたのだ。


お金になるということは、イコール、収穫・回収の段階なわけですよ。もっと言うと、価値評価できるっちゅうことは、その分野で確立した価値算定基準のようなものがすでにあるということです。
たとえば会社の場合、価値評価学みたいな体系化されたものがあります。その会社が持っている資産などを値踏みして積み上げて、その会社の解散価値をわりだすみたいなやり方です。時価総額と呼ばれるものもあります。これは実際に取引された額面と発行された株式の総数から将来性やらブランド力などを吟味して会社の価値を推量した額です。


会社の解散価値といったところで、実際は買受してくれるところがなければ売却もできませんし、今回のある会社のように、そもそも虚偽が記載されていることもあります。価値があるといって回っていたものが実際は価値なんてないなんてことはよくある話しです。
時価総額については最後に取引された株価の単純積算なので、その額面で全部の株を手に入れられるものでもないですし、あくまで参考値。他には、会社ってどんな人達がいるかも重要じゃない? そんな感じで人材価値評価とか話しがひろがるんだけど、きりがないのでやめておきます。



何がいいたいかというと、価格を決めるために必要なのはそれを推し量るための尺度が必要だと思うのです。
この商品の原材料はこれくらいで出回っているようなものだから、それを加工したら、これくらいの値段が妥当だろうとか、これを導入すればこれくらいのコスト削減が見込めるから、価格はこれくらいだと。そういう経験に基づいた尺度が必要になるとです。これを間違えるとヒシャクで海を量るみたいなことになってしまうであります。
例えば銀行やさんがIT業界の価値を推量が難しいように、経験や実績がない分野や業界については”よくわからないから値段もつけられない”ということになります。not evaluable!


お金にならないということは、現代では必要とされていないから価値がないとほぼ同義でつかわれますが、必ずしもそれだけじゃないよねということが言えるのではないでしょうか。
種まきから収穫までの回収サイトの短いものをどれだけ回していくかが、近代の企業のスタイルですが、ちょっとのんびり土壌開発をしてるところがあっちゃだめかな?これから発散していくところとか芽吹くところのほうが好きなんだよね。
お店をやってみようかな言って、のこぎりとトンカチを取り出してる時点で、ちょっとどうかしてるよとか、それって無駄じゃね?と言われるかもしれないけど、能力の比較優位だけを争って、やる前から値踏み可能なことばかりをやるのって自分にはつまらんばい。と、競争社会にあるまじき悠長なことを言っているのでした。まあ、だからまわりに迷惑かけないように一人でやってんだけどね。まーた、あいつ・・・みたいな感じでいつも皆様ごめんなさい。
企業理念を稀生類成(稀から生まれて類を成す)にしたので、きちんと類になるぐらいまではなるたいとおもいます。この御礼は今生にて・・・ げふげふ。 バタ。


彼とはてな

http://jkondo.hatenablog.com/entry/2011/12/15/092237
僕がはてなの計画を話すと、彼はひとこと、「久しぶりのホームランだ!」と嬉しそうに叫びました。僕を紹介してくれた人に、「君が連れてくる人はいつも平凡で、たまにヒットがあるくらいだけど、今回は久々の大ホームランだ!」と、心から喜んでくれました。
それで出資をしてくれるのかな、と思ったら、彼は1円も出資をしてくれませんでした。

”ホームラン”はヒットされたボールを返球するというルールを諦めるためのルールですよね。投資家が想定していた”ヒット”のものさしに収まらなかったということではないかと思います。たぶん人物評価が。


創業当時のはてな。当時人力検索でよく遊んでもいましたが、観察対象としても面白かったです。
公開されているリストの質問数とかから人力の手数料収入が簡単に類推できるので、一回、集計してみたことあったんだけど、ポイントからの手数料収入が数万もなくて驚いたの覚えてる。はてなが東京のほうでやってた受託とかを聞いたりして、もったいねぇなぁとか思ってた頃かな?システムとしても危なっかしいところとか変なところ、運用として変なところもいっぱいあったんだけど、言うと治ったりするんだ。
普通ここまでお金にならなければ、経営者としては選択と集中で売れないサービスはやめたりするのだろうけど、そこまでの判断が、がんこというか辛抱強い。儲かりそうだからやるとかでなくて、儲からないのに、なんだこの情熱はとか思いました。お金はないけど手弁当でもやってやるんだという情熱を感じたもんです。
金儲けのほうは考えてなかったのか、考えられなかったのか、中の人達像まではあまり知らないのでがわからないけど、なんだか動力がよくわからないエンジンがこの人達にはついてんなーと思ったのは記憶しとります。
でも、初期のはてなが潰れずにもったのはフロントでユーザーと板挟みってた奥方の成果だと思うんだけどな!
最近のはてなは防衛を強化している感じで、ちと、見てる側としては、つまんないけど、ま、そんな時期もあるさね!