ウィッフィーを貯めよう

WIIFYという概念。相手のためになることをしていくとウィッフィーがたまるといいます。
WIIFY(What's In It For You?)贈与貨幣みたいなものでしょうか。
場の形成にこのWIIFYが大切で、WIIFYが場や人に貯めることこそが将来にわたり生き残る鍵となるようです。
では、そのWIIFYをためるにはどうしたらよいのでしょうか?
今日はそのカギとなる言葉をいただきました。


ガタガタいってねぇでやればいいんだ(意訳


どんなに苦労しようとも達成をしなかったらやらなかったことと変わりません。
いいアイディアも形にならなければ考えなかったことと変わりません。
だから、御託はいいからヤレよ!いいからヤレよ!と、つまりそういう事なのでしょう。


野村義男も顔負けのロックな感じで松岡修三と張るんじゃないかという熱をもってご講演いただきました。

福岡まるごと高度IT化の事例紹介
高度人材の戦略的育成と街をまるごと高度IT化できたわけ
【講師紹介】株式会社フライトシステムコンサルティング取締役 杉山 隆志氏
福岡の天神商店街に数百台のWiFiポイントを設置し無線ネットワーク環境を構築し、だれでも利用可能なネットワーク環境をととのえただけでなく、今年2月からツイッターを使った街おこし事業「大名なう(#daimyo)」を開始。店舗の方、住居者、外国からの観光客に対して観光情報、ビジネス情報、日常情報の提供、メディア等で大きく取り上げられています。またIT人材が交流するための24時間出入り可能なAIPCafeの開設や、ITエンジニアの能力向上のための研修教育など、福岡での意欲的で先進的なとりくみについて分かりやすく講演していただきます。

こんな感じの内容です。
ustreamの録画を流してもいいよーという許可をいただいたので、URLを貼っておきます。(もし、不都合あったら公開モードをプライベートにしますのでご連絡ください。)
http://www.ustream.tv/recorded/8229728
↑講演はがっつり2時間ありますので、お時間のあるときにまとめてみるのがいいとおもいます。


講演を聞いた結果「できた理由はやったからだという」すごくシンプルな答えになってしまいました。
さらりと言ってしまっていますが、
イカの電子決済を商店街に導入しようとしたり、商店街まるごとwifi化など同じようなことをやろうとしては壁にぶちあたりまくっている自分からすると感服するかぎりです。
くじけまくりなんだけど、できないのは途中でやめちゃうから、つまりやらないからだよつまりはそれだけのことなのかもしれません。


租借するまでに時間がかかりましたが、自分なりに感ずるところを記すとそんな感じです。
大変濃ゆい内容だったので、人によって感ずるところは違うかもしれませんね。
近いうちに資料が公開されるかもしれませんが、せっかくなので自分なりにメモしたものがあるので、ここに公開しておきます。

追記:資料の公開

一般公開OKとお許しをいただきました。
下記URLにてpdf化したものを公開しておきます。
7MB以上ありますので、ご注意を。
http://www.hagurachaya.com/open_dl/20100712_fukuokaaip.pdf


IT業界の現状

クライアントのほうが先端技術に明るい、わざわざSI業者に頼む必要がなくなってきている。
地方のITは惨状。売上高は維持できても利益をとれない世界になっている。技術者の単価が右肩さがり。


RED OCEAN
・技術力があればいい
・請け負い(言われたものをつくる)
補助金目当ての実証事業
・縮小するパイの中でコンペ相手がいるビジネス


BLUE OCEAN
・サービス転換型のビジネスモデルに転換できる会社
・結果としての実証事業に挑める会社
・コンペ相手がいないビジネス


これから勝ち組になるのではないか
・巨大なSI業務を一社でうけられる体力がある会社
・全世界にネットワークをもつ会社


最近成功しているビジネスの特徴
・オープンスタンダードな企画を採用している
・ピアリング(水平型組織構造)である
・コモンズを共有している
・グローバルな行動をとっている



情報化とまちおこし

TwitterでやるといったらTwitterに執着しすぎるから凡百のまちおこしは失敗する。
ITはたんなる手段。コラボレーション企画はあくまで何をやっているかをアピールする手段。
やりたいものがないと失敗する。参加者目線で考えることが重要、お店のかたとの連携。
地域活性化に必要なのは、よそ者、若者、馬鹿者
街おこしをするうえで重要なことのヒエラルキー、コンテンツ→コンテキスト→スピリッツ
スピリッツが最重要。

Twitterをつかっての商店のプロモーション

売上が増えた、新規顧客、今後もやりたいという声。
クーポンや値引きの情報は流さない、今だけの情報を流す。安易な安売り、お店の宣伝の連呼はしない。





他、キーワードなど

デザインは見てくれだけのものではない
パートナークライアントの選択
ARG
アクションに対しては評価する仕組みもいれる(実施後のアンケートなど)
割り切り 提案までは1週間でやろう
できない理由をさがすのであればやりたくないだけ
AIPカフェ
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/highlight/img20100316_wb_o1.html
全面ホワイトボード
ソーシャルブックシェルフ
20坪65000円!ありえねぇぇぇ……。
machitter
秋田県 横手市
専用リーダーがいらない電子決済ケース

・本

ウィキノミクス

ウィキノミクス

ツイッターノミクス TwitterNomics

ツイッターノミクス TwitterNomics

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略


仕事をエンジョイできないやつは人生もエンジョイできない。


感想

AIPカフェから刺客(鹿客)がプログラマーズカフェおくりこまれて、そこから今回のご講演依頼になりました。
今回の杉山さんとのやりとりのほぼすべてがTwitterでおこなわれました。時代ですね。
商工会、市、三鷹ICT、武蔵野ICTにお声掛けいたしました。
武蔵野市は吉祥寺を有する、都内でも有数の繁華街です。吉祥寺がwifi化などをしたほうが、ユーザーメリットはあるかもしれませんね。
三鷹市を焚きつけることにはあまり手ごたえを感じませんでしたが、武蔵野地域や他の地域との模索も考えてもうちょっとグローカルに地縁を育てていければとおもいます。
WIIFYためんぞ。と。
そういえばTwitterのことをヒウィッヒヒーって広瀬香美がいってましたね。
なんだかわかってないけど、ノリって大切だなと思ったのも今日の収穫のひとつです。


AIPカフェとプログラマーズカフェwifi化とか、電子決済とか同じようなことをしているのだけど、実にタイプというか、アプローチ方法がつくづく違うものだなと思いました。


タンパクすぎて、油ギッシュなプッシュが足りないのだよと言われましたが、まあそうですね。
典型的な草食系といわれても同意してしまいますわ。
気質の問題なのでなかなかガッツくタイプに変身するのは無理だけどね、まあゆるゆるビンビンで自分なりにエンジョイしていこうとおもいました。
あそこ行くとすげぇ楽しい!っていううふふふぃー(←言えてない)な場がつくれたらいいよね。