たぶんフィクション

日本には検察がきちんと捜査しているのかを捜査する独立検察官、特別検察官がいない。
日本には判検交流といって、裁判官になったり検察官になったりする交流制度がまだある。
日本では逮捕起訴後の有罪率は99.9%に迫り逮捕された時点で社会的な死亡が確定する。




ん〜。


主任検事前田恒彦さんが証拠隠滅罪で逮捕され、検察の控訴断念により村木厚子さん元厚生労働省局長さんの無罪が確定した。
でも、エースの首を差し出したからこれで手打ちにしましょうというわけにはいかないと思うし、いかないようにメディアのニュースがコントロールされているようにもうかがえる。煽られてますな。
なにか、棋戦をみているようなきがする。詰将棋みたいだ。
でも、大局はもっとちがうものがうごめいていそうでそら恐ろしい。



いったい何がはじまるんです?


村木さんほど人望も優秀さもなければ、社会的に抹殺されて終わりだったであろうと思わせる今回の案件。
でも、そういう人はいままでにもいたとおもうし、とりたてて珍しいことではないように思う。
いままでにも肩書きがあるがため「責任を取らされた」組織人は数しれない。
厚生労働省局長だから形になるが、逮捕したのが係長どまりじゃ大物には辿り着けもの。


振り返れば最初にあったのは議員の影だ。王手飛車取りのごとく、まわりの重要そうなコマを取ることで積み重ねていって最終的にひっぱりたかったのは議員だったはず…。
もしかしたらいままではそのやり方で許されていたのかもしれないが、許されなくなってしまった。
それチョンボですやん…といわれてしまった。
前田検事にしてみれば今まで通りの仕事をしたのに今回は責任を取ってもらうよと切られただけなのかもしれない。変わったのは場の暗黙ルールなのかも。でなければ42才で主任になったひとが取るリスクには見合わない。
いちど「そうである」ことの証明がなされてしまったら、潔白である証明をすることはできなくなる。でないことの自立証明はできやしない。結果、変化が要求される。


きな臭い。
だれが有罪でだれが無罪とかここまでくるとなにかのパワーバランスを競るだけのコマにしか思えない。
こういうのも政権交代があった功罪でいえば功なのかなとも思うけど、どうなのよとも思う。
前哨戦として村木前田で局地戦をしましたみたいな。
これはなに?なにとなにの争い?


そりゃハマコーだってムショ属になってしまうわ。
議員の影だなんていうけれど、議員が影だちゅうの。本丸はどこ?
検察と厚労省の争い?国家内のお家騒動でしょうか?
はたまた、お茶の主人か!?


いやはや、よどめば腐るとはいうけれども、50年ぐらいため込んできたものをいちどきに吐き出されたらもちませんぜ。検察もこれじゃよくないねってことで、内閣直轄の特別検察できましたーぐらいで手打ちにしないとタガが外れちゃうね。それはそれで面白そうだけど、喜ぶのは混乱ラバーぐらい。
コクサクー!インボー!みたいなフィクションを書こうとしたら、普通に書いちゃったでござる。


次回作、中国様とアメリカ様戦にご期待を! 北朝鮮もあるでよ!
いやしかし、キムタケ逮捕とか、架空増資で柴野元議員逮捕とか田代神逮捕とかいろいろありますね。


トンズラーにされた刑事さんはとんだとばっちり
http://blog.livedoor.jp/deal_with0603/archives/51612856.html