日本は数百年も軍事政権のまま

ファイナンスサイドの人が、日本っちゅう国は政治さえよければまだ伸びるのになんでここまで残念なんだろうと嘆いていた。竹やりでも持って一揆の準備をしなきゃとか、じょうだん交えて、しょうがないよとしかなぐさめられない。


昨日、某カフェで日本には経営の専門家が居ないというお話しになって、なんでだろうねという流れだったのだけど、某さんに言われて、なるほーどと思ったのがあった。
この国は千年にわたって政治家というのも兼業でやられてきたというのだ。軍事政権が政治をやってきた。
なるほどと思った。
鎌倉幕府からはじまって、徳川幕府にいたるまで軍事政権だ。さらに徳川倒幕後も政権中枢についたのは薩長同盟の軍事政権だし、昭和に入って戦争に敗れたのちに憲法を制定したのは進駐軍の管理下だ。


今は…

石原都知事「銅メダルで狂喜する、こんな馬鹿な国ない」
http://www.asahi.com/national/update/0226/TKY201002250536.html

だが、石原氏などはアイドルの弟を持つ小説家だ。
タレント議員をあげればきりがない。
最近はやりなのは資産家の兼業政治だ。
政治家の孫まで政治をするのは政治家をすれば政治資金管理団体を通じれば無税で相続税が要らないとかなんだとか。
政治がしたくて政治をしているのではなくて、他に選択肢がない。


社長職もそうだ。
結局社長が会社の連帯保証人をしなくてはいけないので、会社の経営というシステマチックなことを人生をかけてコミットしなければいけない。経営を専門家に任せる社会の仕組みそのものができない。
資産家サイドも個人で投資をおこなうということができない。関節金融せねばならず、融資、投資をおこなう現場でなにがおきているのかということは評価できない。組織の看板が優先される。
なんたる悲劇か。


政治の専門家は政治家にはなれないし、経済の専門家は投資家、アナリストにはなれない。
アナリストはグローバリゼーションがすすんでいるのでそうでもないかもだけど、経済学者となると、とんちんかんな人もおおいよね。御用学者というだけかもしれないけど。


こういうのも本来であればナンセンスな話し。
実務で功績をのこしたひとは、その専門領域で実力を如何なく発揮できるように場を整えてやるのが効率はいいとおもうのだけど、そうなってないよね。
そりゃスペシャルな分野で成果を残す人はある程度器用だから専門外でもある程度優秀なパフォーマンスを残すけど……
そういう使い回しをするだけじゃ現代の経済競争下ではもう戦えないのかなと思うですよ。
出てる杭は二つに切って他でも使い回すみたいなことはもうやめにしましょうや。


・・・。
1000年にわたり蓄えたアイデンティはそうは変わらないか。