プログラマとかスキルの5段階レベル分け

レベル1(入門者レベル エントリーレベル)

特定の言語を用い要求された仕様を満たすことができる

レベル2(初級者レベル 2〜3年生レベル)

特定の言語を用い効率的で適切な作業ができる

レベル3(中級者レベル チームリーダレベル)

複数の言語、環境下において他者が利用可能なフレームを作成できる

レベル4(上級者レベル 技術主任レベル)

言語、環境を問わずフルスクラッチで意図したものを構成できる

レベル5(逸材レベル 技術者1000人に3人未満)

レベル3以下をなん百人集めても代替不可能な人材。



人材価値的には、レベル5の仕事がベクトルが揃えば非技術者を含めると1000人ぐらいがくっていける程度の市場がつくりだされる。しかし大抵はその功労を他の人の功労と区別するのは困難。特に企業の子飼いだとレベル5は代替不可能なので、ご愁傷さまなことが多い。大きい会社に行くとびっくりするぐらいの人がいたりするんだけど冷遇されててこっちがびっくりするなんてこともあるよね。まあ大抵突き抜けちゃってるひとが多いので人物評価とかね合わせると微妙なケース多いので何とも言えないんだけどさ。


例えば、rubyまつもとゆきひろさんは文句なしにレベル5だと思うのだが、彼の功績を世間が認知できるようになるまで時間が掛かっているし、例えばまつもとさんと同じぐらいの実力があっても世間の光明を浴びることがなく消えるケースもあるよね。技術力を評価するためには技術差がありすぎると評価ができない。レベル1からみれば、レベル2と自分の違いはわかっても、レベル3以上は全部一緒にみえてしまう。だからレベル5を評価できるのはレベル4以上しかいない。


プログラムなんて、数学みたいなもんで、解けないやつが100人集まろうが1000人集まろうが解けないものは解けない。
足し算の繰り返しなら手分けすることもできるかもしれないが、問題はいつも解けるとは限らない。数学の世界でポアンカレ予想が解かれるまで100年かかった。それまで解けなかったという結果においてのみ評価するならばレベル1の数学者だろうが、レベル5の数学者であろうが同等ということになってしまう。それはとても残念なことだ。


商業的にはその当人がレベル5だとしても、レベル4のフリをしてもらえると使いやすい。難問に挑まれるよりも、ちょっと難しいぐらいの問題をサクサク解いてくれるほうがありがたい。難問を解ける人よりも、無難な問題を解ける人のほうが重宝するし、社会人的には圧倒的に正しい。
現在、商業ソフトウエアの世界においては、まだ難問と愚問の区別がついていない。スキルが無いから解けないのか、そもそも解がないのか?マネジメントサイドからみると結果や成果でしか評価できないので、評価に困る。
また、自分の実力がちょっと及ばないぐらいの問題設定のほうがやりがいを感じるし、楽しい。
ま、レベル5なんて世間とベクトルが揃わないとただの偏屈もんだよね。


こちらが元ネタ

現代プログラマのレベル分け
http://sazameki.jp/programming/programmer-levels

元ネタはスキル要求であって個人的にはこのレベル5(専門家レベル)は専門家ではなくって、リーダーレベルなんじゃないかなと思った。プログラマー30人ぐらい面接すれば1人ぐらいはいそうかなと。
既存のやり方を知っているか、使いこなせるかが判定基準になっているので、学習でどうにかなるレベル。
こういうレベルって、出現確率なのかなと思わなくもない。レベル5は都市にきっと7人しかいないんだよ!


一瞬でも従事、目指した人の総量で考えるとスキル0(研修レベルで挫折する人)が30%ぐらい。レベル1が20%、レベル2が30%、レベル3が15%、レベル4が5%、レベル5は0.003%。無視できるぐらいの出現確率。


こういうレベル分けは別に営業とか、研究とか、経営とか、なんにでも言えるとおもうんだ。
スポーツとかは可視化しやすいので、判断しやすいよね。ワールドカップなんてレベル5の連中の争いだもんね。
しかもチームの総量となると組み合わせだから、どれだけその組織ができる確率が低いんだよという…。


プロスポーツとか囲碁とか将棋もそうだけど、競技人口が1万人以上いて上位1%に入っていれば飯くっていけるよね。
囲碁とかの競技人口とプロ棋士の人数を出してみようかと思ったけど調べられなかった。
プロ将棋棋士130人/競技人口約710万=0.0018%

まあ、指導棋士とかもいるし、将棋で食ってる人の数は130人以上いるだろうけど…こんなもんか。
プロ将棋ぐらいになると千3つの逸材レベルから傑物レベルの争いになるのか。恐ろしや。

A契約J1リーグ25人*18チーム=450人/749万人=0.006%


んー。プロで食っていけるのはごく一握りということで。
プログラマーもプロで食っていけるのは本当はLv5からだけなのかもしれませんな。
プログラマーはLv1とLv5の年棒に大した差がないのは、オープンリーグじゃないからでしょうw



参考
http://www.shogi.or.jp/player/sidou.html
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3976.html